2009年度工学院大学 第2部 *電気電子情報工学科電子工学コース

ディジタル信号処理(Digital Signal Processing)[6652]

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2単位
辻  陽一 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ディジタル社会の今日では,測定した信号をコンピュータに取り込んで分析したり保存したりすることが日常的に行われている.本講義では,このような場合に直面する諸問題について理解する.
学習教育目標
(1)A/D変換の際の量子化分解能,標本化定理の理解.
(2)インパルス応答と畳み込み積分の理解.
(3)フーリエ変換の物理的意味と周波数分解能の理解.
(4)ディジタルフィルタの基本的事項の理解.

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス.ディジタル信号処理の概要
第2回 ディジタル信号処理,信号の分類と形態
第3回 2進数ディジタルコード
第4回 周期信号とフーリエ級数
第5回 複素フーリエ級数(小テスト)
第6回 連続時間信号のフーリエ変換
第7回 連続時間システム
第8回 サンプル値信号と標本化定理
第9回 標本化定理とエイリアシング
第10回 離散フーリエ変換
第11回 離散時間フーリエ変換の性質
第12回 離散フーリエ変換の応用(小テスト)
第13回 高速フーリエ変換と窓関数
第14回 不規則信号の周波数解析
第15回 期末試験

<成績評価方法及び水準>
小テストの合計を15%,授業中の発言に10%,期末試験を75%として,合計60%以上を合格とする。不合格の場合,期末試験が40%程度以上の者は再試験を受けることが出来る.再試験は,期末試験と同程度の問題でおこなう.

<教科書>
「ディジタル信号処理」大類重範(著),日本理工出版会

<オフィスアワー>
質問用のメールアドレスを授業で知らせます.

 

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