2009年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科
生物工業化学(Industrial Biochemistry)[3F73]
2単位 坂口 政吉 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- バイオテクノロジーの現状とそれが生物の機能をどのように利用し、どのように行われているかの基本原理を解説する。そして、バイオテクノロジーの手法の工業生産への適用について紹介する。この科目を受講するには「生化学I」および「生化学II」の履歴あるいは同等の学力が必要である。
達成目標:1.バイオテクノロジーの広がりを理解すること;2.遺伝子工学の基本技術とその適用範囲について理解すること;3.たんぱく質の人為的改変とその応用について理解すること;4.たんぱく質による特異的基質認識の機構とその工学的意義について理解すること;5.生物工学的物質生産の展望について理解すること
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
1.バイオテクノロジーとは何か 2.生物化学反応の復習(1) 3.生物化学反応の復習(2) 4.遺伝子工学の原理 5.たんぱく質工学 6.物質生産と固定化酵素 7.抗体および酵素の特異性とバイオセンサー 8.微生物とバイオテクノロジー 9. 微生物の利用 10.細胞工学と植物工学 11.発生工学と物質生産 12.バイオテクノロジーによる医薬品の生産 13.環境生物工学 14.まとめ 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。試験の際には自筆ノートおよび配布資料の持込可。
- <教科書>
- 使用しない。
- <参考書>
- 「生命工学」熊谷泉、金谷茂則編(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 常駐場所が八王子校舎のため、新宿校舎で面談希望の場合は、あらかじめE-mailまたは電話で予約することが望ましい。
E-mail: bt11532@ns.kogakuin.ac.jp; 内線番号:3371
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