2009年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科

応用熱力学(Applied Thermodynamics)[1G72]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
中尾 真一 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
熱力学を実際に使い、化学プロセスの熱収支や仕事を計算する能力を身につけます。また、反応を含む化学プロセスでは反応熱や反応平衡の計算も重要です。この計算も熱力学の応用です。しっかり計算できるようになりましょう。これまでに習った熱力学をよく復習しておいてください。

<授業計画及び準備学習>
1.熱力学の基礎(復習)
2.物質の状態変化とエネルギー
3.熱機関のエネルギー収支
4.熱機関のエネルギー効率
5.低温から高温を作る−ヒートポンプの原理とエアコンのエネルギー効率
6.化学反応のエネルギー
7.化学反応の平衡とギブスのフリーエネルギー

<成績評価方法及び水準>
毎回の講義で実施する小テストと期末試験とで評価をする。60点以上の者に単位を認定する。

<教科書>
プリントを配布する。

<参考書>
小島和夫:熱力学(培風館)
渡辺啓:演習化学熱力学[新訂版](サイエンス社)

<オフィスアワー>
八王子研究室(7号館106号室、内線3602):金(13:00〜18:00)
新宿研究室(19階1973号室、内線2525):月(13:00〜18:00)
メールで確認してください。(E-mail:maku@cc.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
熱力学は深めればいくらでも難しくなります。しかし、実際の化学プラントを動かす上で必要な熱力学はそんな難しいものはいりません。熱と仕事と反応をしっかり理解し、実際にプロセス計算してみることが大切です。ぜひ計算能力を身につけてください。

<備考>
毎回講義の中で計算演習をしますので、関数電卓を持ってきてください。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved.