△教育学ＩＩ（Pedagogy II）[3752]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

　現代教育の問題を踏まえながら、学校論や教育方法観等について、具体的事象をとりあげて考えてゆく。教育の制度や方法の背景にある考え方やその展開を紹介しながら、教育について共に考えてゆきたい。人物研究や学校文化の問題等もとりあげ、広く教育に関する教養を学ぶことをねらいとしている。
具体的な達成目標は次の通り。
　1)教育学の基本的な用語の理解をする。
　2)「教育」の問題を多面的な視点から考えてゆく方法を習得する。
　3)テーマについて客観的に考え記述する方法を習得する。

＜授業計画及び準備学習＞

1. [導入]　現代「教育改革」の諸相
2. [西欧の教育史・教育思想史概論 1] 学校の成立
3. [西欧の教育史・教育思想史概論 2]　近代教育思想の系譜
4. [日本の教育史・教育思想史概論　1]　近世・近代の教育思想　近代公教育の成立　
5. [日本の教育史・教育思想史概論 2] 戦後の教育の変遷
6. [現代「教育改革」の動向と教育観の考察　1] 　生涯学習　個性化教育
7. [現代「教育改革」の動向と教育観の考察 2] 　環境教育　多文化教育
8. [生涯学習について　1]　生涯学習と学校教育制度　　　
9. [生涯学習について 2] 学校開放の展開　　　
10. [個性化教育について　1]　進歩主義教育学の再考
11. [個性化教育について　2] F.パーカーの教育思想研究
12. [多文化教育について　] 　多文化教育の特徴と課題
13. [学校文化を考える 1] 地域・家族構造の変遷と学校　学校の「空間・時間」の考察
14. [学校文化を考える 2] 学習用具・教材観について　
15. [学習成果の確認(定期試験)]

＜成績評価方法及び水準＞

定期試験(80%)及び授業時のレポート(20%)を総合して評価する。

＜教科書＞

特に使用しない。

＜参考書＞

講義の際、適宜紹介する。

＜オフィスアワー＞

水曜日　　21:15〜22:00 2777研究室

＜学生へのメッセージ＞

講義を通じ、またテーマについて自分で考えることを通して、広く「教育」を考える機会、きっかけにしてもらえればと考えています。

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