2009年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科

法学A(日本国憲法1単位含)(Law A)[3711]

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2単位
榎澤 幸広 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
法は、皆さんの生活と切っても切り離すことができないものです。例えば、病院に通う場合でも、アルバイトする場合でも。本講義では、日常生活における法的知識も取り扱いたいと考えていますが、テレビ番組のように一個一個の事例を具体的に見ていくという方式は採用しません。この方式は、その場では興味深く感じることができても、体系的な法の知識が身に付かない可能性があるからです。従って、講義では、法とは何か、体系的な話をしたいと考えています。その中でも特に、この国の最高法規であり、皆さんにとっては、知識として獲得すべき日本国憲法に重点をおいて論を進めていきたいと思います。

<授業計画及び準備学習>
以下のテーマをそれぞれ1、2回にわたって扱います。
1.法とは何か
2.憲法とは何か
3.個人の尊厳と平等
4.自由権
5.社会権
6.参政権と受益権
7.国際人権法との比較

<成績評価方法及び水準>
成績評価方法は、受講者数に応じて、変更の可能性がありますが、基本的に、確認テストと定期試験期間内のテストで評価します。その中でも定期試験期間内のテストを重視します。確認テストは、定期試験期間内のテストが50点台の赤点の者に対して補助点がわりになるものと思って下さい。

<教科書>
特に指定しません。

<参考書>
講義中に紹介します。但し、予習復習をしたいという方は、麻生多聞・榎澤幸広等『リアル憲法学』(北樹出版・2008)と石埼学・笹沼弘志・押久保倫夫編『リアル憲法学』(法律文化社・2009)を参考書としてオススメします。

<オフィスアワー>
講義開始1時間前に非常勤講師室か、講義終了後、教室にて。

<学生へのメッセージ>
法についての知識がなくても構いません。できる限り、入門的な話をしたいと思います。ただし、二つふまえてほしいことがあります。第一に、新聞・ニュースなどに関心を持ってほしいことです。講義では、皆さんに理解してもらえるように、事例をたくさん使いますので、このことを実践して下さい。第二に、様々な視点を身に付けようと努力すること。自己本位の視点だけでは、考え方が偏る恐れがあります。ですので、私が自分とは違う意見を言っている場合や知らないことを身に付けることも、自分の幅を広げることだと思って、受講して下さい。

<備考>
講義の初回は、講義の進行方法や成績評価方法などについて、具体的に話し合いをしますので、必ず参加して下さい。また、皆さんが知っておいた方がよい事例などが、講義期間中に出てくる場合もあります。その時は、その事例を優先させるので、講義の進行が変更になる場合もある点ふまえておいて下さい。

 

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