2009年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
色彩認知科学(Color Cognitive Science)[5D10]
2単位 市原 恭代 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 色とは何か。
色彩は光という物理的性質とヒトの眼と脳の仕組みという生理的(心理的)性質の両方をもっている。 また、色と形は互いに独立しつつ、互いを補完し合う存在である。 私たちの心の働きである、喜びや悲しみなどは目に見えるものではないが、ヒトは色と形を工夫して表現することによって、相手に視覚イメージの伝達を行うことができる。 この授業では情報デザイン学科の学生のために、「色」という感覚と知覚について科学と芸術の両側面から概説する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.色の感覚と知覚
2.色の測定と表示 3.色と感性 4.色の知覚・感情効果 5.嗜好と文化 6.色彩と感覚協調 7.色彩調和と配色 8.色のデザイン 9.色彩環境 10.色と安全
- <成績評価方法及び水準>
- 出席、授業参加状況、試験によって評価する。
- <教科書>
- 色彩学入門――色と感性の心理
東京大学出版会 978-4-13-082070-7 3200円(+税)
- <参考書>
- 授業の中で適宜指示する。
- <オフィスアワー>
- 質問は授業中に受け付ける。さらに時間をとって訊ねたいことがある場合には
ichihara@cc.kogakuin.ac.jpへメールして時間を予約してほしい。
- <学生へのメッセージ>
- 色彩学は情報デザインの中でもたいへん面白い研究分野です。
ぜひ興味をもって学んでください。
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