2009年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
ヒューマンエラー(Human Error)[2C22]
2単位 管村 昇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 我々が日常、安全で安心な生活を送る上で、あらゆる「事故」を回避することがきわめて重要である。しかしながら、「事故」は毎日のように起こっており、その多くは人間に起因するものである。社会が複雑になり、またあらゆるところにコンピュータやネットワークが浸透している現在、ちょっとした人間のミス(ヒューマンエラー)が、大きな影響を及ぼす。本講義では、ヒューマンエラーの基本的なことについて学び、エラーを低減する対策についても講義する。身近な話題を取り上げ、できるだけ具体的に講義する。本講義を通じて、ヒューマンエラー防止と情報デザインの関係を自分なりに考えて欲しい。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.ヒューマンエラーとは 3.ヒューマンエラーのメカニズム 4.医療事故とヒューマンエラー 5.交通事故とヒューマンエラー 6.情報システムとヒューマンエラー 7.人間の認知能力 8.錯誤・失念 9.知識不足と技量不足 10.背後要因・安全文化・組織風土 11.ヒューマンエラーとその対策(1) 12.ヒューマンエラーとその対策(2) 13.ヒューマンエラーの科学がめざすもの 14.総合復習
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回出席を取る。9/13以下は不合格とする。2回のレポート(合計30点)と期末試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 特に使用しない
- <参考書>
- ヒューマンエラーの科学 大山 正、丸山 康則編 オーム社
ヒューマンエラー 小松原 明哲 著 丸善株式会社 その他ヒューマンエラー、安全学、失敗学に関しては多数の書籍あり
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
- <学生へのメッセージ>
- 身近な話題の講義であるので、ぜひ積極的に勉強してもらいたい。
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