2009年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

コミュニケーション心理学(Communication Psychology)[2B19]

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2単位
長嶋 祐二 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人と人とのコミュニケーションを考えたとき、送り手は"伝達すべき情報=メッセージ"をさまざまな感覚刺激に変換し、伝達しています。受け手は、視覚をはじめとし聴覚、嗅覚、体性感覚(触覚、圧覚、温覚など)などの感覚器官により刺激を受容し、"伝達された情報=メッセージ"を統合し認知しています。自然な音声による対話を考えてみると、「あれをとって」の「あれ」は、音韻や抑揚などの音声のみを聞いたのでは理解できないかもしれませんね。しかしこの発話は、指差しや視線などのノンバーバルな要素が付加されることにより、曖昧性の回避を可能としています。これらのことについて講義を行います。

<授業計画及び準備学習>
1.コミュニケーション心理とは
2.コミュニケーションと認知1
3.コミュニケーションと認知2
4.コミュニケーションと言語1
5.コミュニケーションと言語2
6.コミュニケーションと言語3
7.コミュニケーションの形成1
8.コミュニケーションの形成2
9.コミュニケーションによる社会的影響1
10.コミュニケーションによる社会的影響2
11.コミュニケーションと障害1
12.コミュニケーションと障害2
13.コミュニケーションと障害3
14.ノンバーバルコミュニケーション

<成績評価方法及び水準>
レポートおよび試験

<教科書>
特になし

<参考書>
特になし

<オフィスアワー>
月曜日、授業前後の時間

<学生へのメッセージ>
人と人とのコミュニケーションは、音声と様々なノンバーバル要素との多様なモダリティとの統合により成立しています。コミュニケーションが成立するためには、送り手の伝えたいメッセージを受け手が認知しなければなりません。コミュニケーション心理では、様々な側面からコミュニケーションを捉え、その心理的な役割について考えてみましょう。

 

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