2009年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
教育実践記録を読む(Let's Read Documents on Education)[2601]
2単位 藏原 清人 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 今日,教育に対して大きな期待がもたれていると同時に多くの問題も指摘されています。いじめや不登校,「学級崩壊」,学力問題などなど。教師の問題も様々に指摘されています。反面,「先生」や「学校」ということばにほっとする一面があることもたしかです。
教育実践のために高い理想を持つことは大切ですが突き進むだけでは必ずしも成功するとは限りません。実践のためには多くの条件や制約を考慮しなければならないからです。たとえば,生徒の心理,生活の実態と同時に教師自身の心理,人間関係,家庭生活や地域社会の問題など,複雑な実態を十分とらえることが重要です。 教育は優れて実践的な営みであるので,こうしたことの理解には実践そのものにふれることが望ましいことはいうまでもありません。この授業では,その一助としてすぐれた教育実践記録を講読することによって,実際の教育現場におこる諸問題や教師としてのあるべき姿を考えたいと思います。受講者の希望にそって選定したテキストを読みながら,教育を幅広くとらえ,社会との関わりなどを考えたいと思います。なお教育についての理解の幅を広げるために,その時々の教育問題等についても取り上げます。可能な場合はビデオ視聴,学校見学や合宿等を行います。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 授業の方針について,参加者の希望,今年の計画
2〜14. レポート発表 15. まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 授業中のレポート(課題報告)及び最終レポートによる。
- <教科書>
- 受講者の意向をふまえて選定
- <参考書>
- 適宜、授業中に紹介する。
- <オフィスアワー>
- 火,水 16:00〜16:30 八王子校舎講師室,及び必要により授業後に行う。
- <学生へのメッセージ>
- 通常の授業では人数が多くてなかなかできませんが,ここでは少人数で意見交換をしならが,アットホームな雰囲気の中で行いたいと思います。教職希望者はもちろん,広く教育に関心をもつ学生の受講を期待します。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|