2009年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

数学I(Mathematics I)[4236]

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2単位
竹内 慎吾 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
科学の対象は、巨視的には有限個、微視的にはほとんど無限個のモノの集まりと言えます。「有限」に関する数学が線形代数学、「無限」に関する数学が微分積分学です。この二つを基礎とし数学の諸分野が発展し、それらが科学に応用されています。

数学I・IIでは「無限」に関する数学である微分積分学を学びます。無限で実現される「極限」を実行するための手段を習得することが目標です。具体的には、極限という操作によって得られる微分法と積分法を学びます。モノの状態は関数で記述することができます。モノの状態の変化を調べる際、その関数に対する微分法、積分法が有効です。

<授業計画及び準備学習>
1変数の関数の微分と複素数について講義します。
高校の数学II・IIIを含む内容です。

第1回 極限と微分(1次近似)
第2回 微分の公式(積、合成関数など)
第3回 微分1(n次、三角関数)
第4回 微分2(指数、対数関数)
第5回 微分3(逆三角関数)
第6回 テイラー展開(n次近似)
第7回 極値の判定(増減と凹凸)
第8回 演習
第9回 虚数と複素数(i^2=-1)
第10回 複素平面(複素数の幾何)
第11回 複素数の利用(フラクタルCG)
第12回 オイラーの公式(テイラー展開再考)
第13回 演習
第14回 演習
第15回 試験
(後期、数学IIへと続く)

<成績評価方法及び水準>
試験で100点満点中60点以上であれば合格とします。また50点以上59点以下であっても、自由提出課題(自習シート)への取り組みを評価して合格とすることがあります。試験の内容は授業で扱った問題(8割)と実力を試す応用問題(2割)からなる予定です。

<教科書>
特には指定しません。

<参考書>
馬場敬之「単位が取れる微積ノート」講談社
希望があれば本格的な参考書も紹介します。

<オフィスアワー>
ホームページの「スケジュール」を参照。

<学生へのメッセージ>
人間が考えたことなので、あなたにも理解できるはずです。

<備考>
この科目に関する詳細はホームページに掲載します。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft13048/

 

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