2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

セキュリティ監査(Security Audit)[5D73]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大木 榮二郎 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報セキュリティ監査の意義やその論理構造を理解し、情報社会の成熟に向けた活用を考察する。
その典型的な適用として、保証型情報セキュリティ監査をとりあげ、具体的な事例において監査が果たす役割、社会的価値、実施の要点、監査人の責任などを説明できる
終盤には、保証型情報セキュリティ監査を取り上げ、効果が高いと思える適用事例を設定し、登場する主体の整理、監査テーマの設定、被監査主体の準備事項、実施する監査手続きなど、具体的な検討をケーススタディとして取り組みレポートにまとめる

<授業計画及び準備学習>
1.情報セキュリティ監査の制度化、その背景と理論的基礎
2.情報セキュリティのマネジメントを監査する意味と価値
3.関連する制度との関係
4.情報セキュリティ監査に用いる管理基準
5.情報セキュリティ管理基準演習
6.情報セキュリティリスク分析
7.情報セキュリティ監査に用いる監査基準
8.監査計画の立案
9.技術的検証の手法と位置づけ
10.助言と保証の使い分け
11.監査意見の形成プロセス
12.保証型情報セキュリティ監査の概念フレームワーク
13.監査報告書の様式
14.保証型情報セキュリティ監査のケーススタディ
15.学習成果の確認(レポート作成)

<成績評価方法及び水準>
講義におけるディスカッションへの参画と貢献(30%)
ケーススタディレポートの評価(70%)
総合評価60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
「情報セキュリティ監査公式ガイドブック」
日科技連出版社 ISBN:9784817192462

<オフィスアワー>
メールで連絡ください。eohki@cc.kogakuin.ac.jp

 

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