2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
セキュリティ監査(Security Audit)[5D73]
2単位 大木 榮二郎 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 情報セキュリティ監査の意義やその論理構造を理解し、情報社会の成熟に向けた活用を考察する。
その典型的な適用として、保証型情報セキュリティ監査をとりあげ、具体的な事例において監査が果たす役割、社会的価値、実施の要点、監査人の責任などを説明できる 終盤には、保証型情報セキュリティ監査を取り上げ、効果が高いと思える適用事例を設定し、登場する主体の整理、監査テーマの設定、被監査主体の準備事項、実施する監査手続きなど、具体的な検討をケーススタディとして取り組みレポートにまとめる
- <授業計画及び準備学習>
- 1.情報セキュリティ監査の制度化、その背景と理論的基礎
2.情報セキュリティのマネジメントを監査する意味と価値 3.関連する制度との関係 4.情報セキュリティ監査に用いる管理基準 5.情報セキュリティ管理基準演習 6.情報セキュリティリスク分析 7.情報セキュリティ監査に用いる監査基準 8.監査計画の立案 9.技術的検証の手法と位置づけ 10.助言と保証の使い分け 11.監査意見の形成プロセス 12.保証型情報セキュリティ監査の概念フレームワーク 13.監査報告書の様式 14.保証型情報セキュリティ監査のケーススタディ 15.学習成果の確認(レポート作成)
- <成績評価方法及び水準>
- 講義におけるディスカッションへの参画と貢献(30%)
ケーススタディレポートの評価(70%) 総合評価60点以上のものに単位を認める。
- <教科書>
- 「情報セキュリティ監査公式ガイドブック」
日科技連出版社 ISBN:9784817192462
- <オフィスアワー>
- メールで連絡ください。eohki@cc.kogakuin.ac.jp
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