2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

情報社会論(Discussion on Social Information Technology)[5E12]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大木 榮二郎 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報技術の急速な発達が、社会全体のあり方を大きく変えつつある。その変化を歴史的大局的に把握した上で、これから学生諸君がエンジニアとして直面するであろう課題について考察する。
この講義により、受講者はこれからの社会で情報技術が果たすべき役割についてそのプラス面と共に、社会に歪をもたらしかねない側面についても学び、エンジニアの立場でそれらの課題に対応する基本的なスタンスを確立する素地を手に入れることが出来る。

<授業計画及び準備学習>
1.ネットワークの発達と情報社会の進展
2.IT革命と呼ばれた技術と社会の変化
3.エンジニアにとっての情報の外延と分類
4.情報にかかわる事件・事故とその要因
5.日本政府の情報セキュリティへの取り組み
6.情報セキュリティを支える技術
7.情報セキュリティのマネジメント
8.プライバシーと個人情報保護
9.情報セキュリティの事件、事故の分析
10.企業秘密とトレードシークレット
11.情報セキュリティガバナンス
12.システム監査とセキュリティ監査
13.デジタルデバイドとアクセシビリティ
14.エンジニアと情報倫理
15.成績評価のためのリポート作成

<成績評価方法及び水準>
レポート提出による.具体的課題は11月末に配布する.これを最終の講義時に提出すること.
各課題ごとに講義で提示した素材を,受講者が更にインターネットで調査して,調査事項と自ら考察した意見の2つを対にして提出すること.レポートはA4版とし,WORD(その他使い慣れたワープロでも可)を使用すること.リポートは表紙を含めて5ページ以下とする.

<参考書>
大木栄二郎著「経営戦略としての情報セキュリティ」工業調査会。その他、講義のつど必要に応じて紹介します。

<オフィスアワー>
Mailにて連絡ください。eohki@cc.kogakuin.ac.jp

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved.