2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

個人情報保護(Protection of Privacy)[2C20]

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2単位
大木 榮二郎 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報社会が進展する中で、プライバシーや個人情報の保護が切実な課題になりつつある。本講座では、世界のプライバシー保護の考え方や動向と日本の個人情報保護の基本理念を比較整理の上、企業や団体がどのように取り組むべきかを考える。
受講生は、この講座を通じて個人情報保護の基本的な考え方と具体的な取り組み例を理解し、現代社会が直面している大きな課題の一つである個人情報の保護と活用について、今後取り組んでいくための基本的視座を手に入れることができる。

<授業計画及び準備学習>
1.  プライバシーと個人情報保護情報概論
2.  OECD Privacy Principlesと国際環境
3.  日本政府の対応と個人情報保護法の制定
4.  個人情報保護を支える社会的仕組み
5.  経済産業分野の個人情報保護ガイドライン
6.  個人情報保護のマネジメント、P-マーク制度
7.  プライバシーポリシー、ステートメント
8.  個人情報の取得・利用のルールとオプトイン/オプトアウト
9.  個人情報の適正・安全な管理
10. 第三者提供の制限、苦情相談
11. プライバシーにかかわる代表的技術
12. 個人情報保護の現状と課題
13. 個人情報の保護と活用のバランス
14. ケーススタディ
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
基本的には学期末の試験で60点以上の者に対して単位が認定される。その他として、小テスト、授業態度、出席等が考慮される。

<教科書>
毎週、キューポートにて、テキストを配布する。

<オフィスアワー>
基本的には質問は授業の中で受け付ける。それ以外の場合は、次のアドレスにメールで連絡ください。eohki@cc.kogakuin.ac.jp

 

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