2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

哲学とは何か(What is Philosophy)[4A02]

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2単位
真達 大輔 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 基本的な目標は哲学史の知識を教養として身に付けることと、抽象的な思考の力を養うことである。それによって、素朴に信じている常識から距離を置くことができるようにしたい。具体的には、ニーチェとハイデガーの哲学についての理解を深め、更にそれらを軸に西洋哲学史全体への見通しを立てていく。
 これに加えて、文章を読む力、書く力も磨いていきたい。

<授業計画及び準備学習>
第1回  イントロダクション
第2回  ニーチェ1 反プラトン主義
第3回  ニーチェ2 生の本質としての力への意志
第4回  ニーチェ3 真理とは何か?
第5回  ニーチェ4 キリスト教批判
第6回  ニーチェ5 偽りの道徳と本物の道徳
第7回  ニーチェ6 「超人」と「永遠回帰」
第8回  ハイデガー1 存在と存在者
第9回  ハイデガー2 哲学の出発点としての「私」
第10回  ハイデガー3 世界の内にいるということ
第11回  ハイデガー4 道具を使うということ
第12回  ハイデガー5 日常における堕落
第13回  ハイデガー6 死へと先駆ける
第14回  まとめ
第15回 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
学期末に筆記試験を行い、60点以上を合格として単位を認定する。

<教科書>
特に指定しない。
授業の中で資料を配布する。資料は多いので、紛失しないよう整理して保管すること。

<参考書>
参考文献をその都度、講義の中で紹介する。

<オフィスアワー>
授業終了後に教室または講師室にて。

<学生へのメッセージ>
 哲学はわかりやすい学問ではありませんが、根気強く付き合えば、必ずや知的快楽を得ることでしょう。共に授業を作るという意識を持った積極的な参加を期待します。

 

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