2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

線形システム論(Linear System Theory)[2464]

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2単位
篠原 克幸 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
線形システムは入力と出力の間に存在する一定の関係を記述したモデルで,線形システムの特性が記述できれば,入力信号から出力信号を計算でき,また逆に出力からその入力を推定することができます.
本講義では,画像信号など離散信号を例に,線形システムに関する基本的事柄について講義します.
重ね合わせの原理に対する具体的知識,畳込み演算,システムを記述するインパルス応答,システムの時間応答,周波数特性について,具体的に習得できる.

<授業計画及び準備学習>
1) 線形システムとは
2) 連続信号と離散信号
3) サンプリング定理とデジタル信号
4) サンプリング値の量子化 
6) 畳み込み演算[1]
7) 畳み込み演算[2]
8)  畳み込みと重ね合わせの原理
9) インパルス応答
10) インパルス応答と畳み込み原理
11) 伝達関数
12) 伝達関数[2]
13) 伝達関数と周波数特性
14) 線形システムと周波数特性
15) 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
毎回の講義後半に行う演習(30%)および定期試験(70%)により評価します.講義の理解の状況によりレポートを求めることがあり,評価に加えます.

<教科書>
プリント

<参考書>
「デジタル信号処理」 貴家 仁志著(昭晃堂)

<オフィスアワー>
水曜日を除く,10時から6時

<学生へのメッセージ>
必ず,前回の講義中に行った演習を,必要な知識とともに整理して,復習を行ってください.
予習は,講義中に「次回は何々」と講義の中心テーマを提示しますので,参考書等で概要を調べてください.

 

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