2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
オブジェクト指向プログラミング(Object-oriented Programming)[2378]
2単位 芝 剛史 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- オブジェクト指向プログラミング言語であるJavaは業務系のソフトウェア開発において中核的存在になっている。本授業はJavaの講習を行う。オブジェクト指向プログラミングの意義を理解し、コーディング能力と課題のモデリング能力を身に付けてもらうことを狙いとしている。(1)標準ライブラリを使ったJavaのプログラムを読めるようになること、(2)Javaのデザインパターンを理解すること、(3)オブジェクト指向に基づくシンプルなプログラムを書けるようになることを達成目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.Javaに慣れる
・コンパイルと実行 ・Java Virtual Machine ・オブジェクト指向の意義 2.オブジェクトの生成とメソッド呼び出し ・オブジェクトとクラス ・オブジェクトの生成 ・メソッド呼び出し ・コンストラクタとオーバーロード 3.クラス変数とクラスメソッド ・Java API ・クラス変数とクラスメソッド 4.配列とプリミティブ型 ・流れ制御 ・配列 ・プリミティブ型と演算子 5.クラスの作成 ・メソッドのオーバーロード ・インスタンス変数 ・アクセス修飾子 ・コンストラクタ ・内部クラス 6.メソッドの再定義と動的結合 ・メソッド呼び出しと型検査 ・メソッドのオーバーライド ・抽象クラスとインターフェース 7.デザインパターン ・クラス図 ・Adopter ・Factory ・ポリモーフィズム ・カプセル化 ・再利用性 8.例外処理とイベント ・例外処理 ・イベント処理の仕組み ・マウスイベント ・リスナークラス 9.GUIクラス ・Swing入門 ・レイアウト ・Swing コンポーネント 10.統合開発環境(IDE) ・Eclipse入門 ・Eclipseを使った携帯アプリの作り方 11.携帯アプリ ・DoJa入門 ・DoJaコンポーネント 12.オブジェクト指向モデリングとオブジェクト指向デザイン ・モデリングとは ・実際のモデル ・オブジェクト指向デザイン
- <成績評価方法及び水準>
- 試験、課題、出席により総合的に評価する。
試験:オブジェクト指向の理解度、Javaソースの読解力について出題する。 課題:シンプルなプログラムの読解を課題とする。
- <教科書>
- 「すべての人のためのJavaプログラミング 第2版」立木秀樹、有賀妙子(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 火曜日 15:00〜17:00
メールでの対応可。アドレスは講義にて。
- <学生へのメッセージ>
- まずJavaに何をさせたいのかを考えてください。次にそれがJavaでないといけない理由を考えてください。
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