電気回路演習（Exercises in Electric Circuit Theory）[5511]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

　電気回路の講義に沿った基本的かつ具体的な演習問題を解くと共に、討論を重要視しながら講義では不十分であった問題の理解とその解法の実際的手法を習得する。

＜授業計画及び準備学習＞

１．理想回路素子の定義。受動符号規約とオームの法則。
２．キルヒホッフの電流則と電圧則。
３．節点電位法と網目電流法。
４．正弦波定常状態解析。
５．フェーザと複素電源。
６．インピーダンスの意味。交流電圧と交流電流の位相関係。
７．テブナン、ノートン等価回路。最大電力の伝達、重ね合わせの理。
８．正弦波定常状態における電力の計算。瞬時電力の計算
９．正弦波定常状態における電力の計算。複素電力を用いた有効電力、無効電力、力率の計算（1）。
10．正弦波定常状態における電力の計算。複素電力を用いた有効電力、無効電力、力率の計算（2）。
11．相互インダクタンスを含む回路。
12．並列共振回路の共振周波数の計算。
13．直列共振回路の共振周波数の計算。リアクタンス素子と抵抗の直列接続回路と並列接続回路の相互変換。
14．回路のポートの概念。２−ポート回路（４端子回路）の行列表現。
15．学習成果の確認（試験）

＜成績評価方法及び水準＞

試験、出席、レポート、授業への参加度の総合評価。

＜参考書＞

「電気回路」椎塚久雄著（コロナ社）
「工学を学ぶ人のための回路解析（上、下）」荒川他共訳（マグロウヒルブック）

＜オフィスアワー＞

前期　金曜日　15：00〜17：00　新宿　A-1511
後期　火曜日　15：00〜16：00　新宿　A-1511

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