2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

物理学II(Physics II)[4129]

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2単位
加藤  潔 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
科学的な理解の基礎となっている物理学の基本を学ぶ。
物理学の対象となる現象は広範囲に及ぶ。身の回りの現象をはじめとして,宇宙から素粒子に渡るが,これらを理解する根底には共通する基本原理がある。それは案外に簡明で,森羅万象の理解を助け,広い分野で不可欠の基盤となっている。古典物理学として確立している力学,電磁気学,熱力学の基本と,それを通じてすべに共通する物理学の考え方を学ぶ。それぞれを理解することも大切だが,何よりも全てに通じるような考え方や,考えること自体を体得することが肝要である。
物理学IIでは熱力学,電磁気学などを概説した後,20世紀以降の物理学の発展について解説する。

<授業計画及び準備学習>
1. 熱力学(1)。熱と温度。気体の状態方程式。
2. 熱力学(2)。気体分子運動論と状態方程式。
3. 熱力学(3)。熱力学第1法則。気体の状態変化。気体の比熱。
4. 熱力学(4)。熱力学第2法則。熱機関。効率。
5. 熱力学(5)。エントロピー。
6.熱力学のまとめ。
7. 電磁気学(1)。電場。ガウスの法則。電位。
8. 電磁気学(2)。磁場。アンペールの法則。ビオサバールの法則。
9. 電磁気学(3)。マクスウェルの方程式。電磁波。
10. 電磁気学(4)。電流。オームの法則。線形回路の解析。
11. 現代物理学(1)。相対性理論。
12. 現代物理学(2)。量子論。
13. 現代物理学(3)。ミクロの世界。
14. 現代物理学(4)。宇宙論。
15.期末試験

<成績評価方法及び水準>
成績評価=A+R×Bとし,その値が60点以上の者に単位を認める。
A=期末試験の評価点(100点満点),
B=毎週配布し,提出を求める用紙(予習課題,復習課題)による評価点
(25点満点)。
Aが35未満はR=1,Aが35以上はR=[(100-A)/65]2

<教科書>
「理工系物理学講義(改訂版)」加藤 潔著(培風館)

<オフィスアワー>
木曜日3時限(新宿校舎) 2714室

<学生へのメッセージ>
1.自分の頭で考え,手を動かして計算してみて,納得することが重要である。
2.ホームワークとして与える演習問題を解くこと。教科書は理解を助ける。
3.参考書は物理の面白さを伝えてくれる。
4.授業中の質問は歓迎する。
5.Eラーニングのコンテンツを予習復習に活用すること。

担当者ホームページ(http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/)に各種の情報があるので随時確認しておくこと。担当者への質疑や面談の予約は電子メールで行うこと。メールアドレスはホームページを参照せよ。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/

 

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