2009年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

数学I(Mathematics I)[1503]

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2単位
片野 修一郎 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
(1)数学の基本ルールをはっきり理解したうえで、いろいろな初等関数の性質を理解すること。
(2)微分に関する基本的な計算ができるようになる。特に、関数の積・商の微分および合成関数の微分、はすべてにおいて基礎となるものなので、なんとしてでもここを理解すること。

<授業計画及び準備学習>
1.数学における基本事項(数式の書き方のルールや式の意味など)の確認
2.関数の定義と基本的な関数(多項式)
3.三角関数とその性質
4.指数関数とその性質
5.逆関数の意味/指数関数の逆関数としての対数関数
6.三角関数の逆関数
7.関数の極限の考え方
8.微分法
9.基本となる微分公式(和、差、積、商)特に積と商の微分に重点
10. 三角関数の微分
11.関数の合成とは? 合成関数の微分法則
12. 指数関数の微分、eの定義
12.逆関数の微分法則、対数関数の微分
13.逆三角関数の微分
14. 微分法の総演習
15. 学習成果の確認(後期末試験)

<成績評価方法及び水準>
定期試験をメインに据えるが、授業中にできる限りの演習を行いたい。演習問題を前に出て解いた者には平常点を与え、それらも合算した上で合計点が60点以上の者を合格とする。積極的に演習に参加して欲しい。

<教科書>
特に指定しない。前期に使ったテキストがあるならそれでよい。重要な個所については自前のプリントを適宜配る。

<オフィスアワー>
授業の前後に新宿校舎12F講師室で。質問は歓迎します。

<学生へのメッセージ>
高校までに、「数学は問題の解き方を覚えればよいのだ」「模範解答と同じことが書けるようになればいいのだ」と思いこんでしまうと、まずその態度から改めない限り、微積分が、ひいては数学が、わかるようにはならないでしょう。心の底から「わかった!」と思えるようになるには、とにかく「物事の上っ面だけをフィーリングで素通りして平気」という態度を改めることです。数学は、きちんとわかれば、どんどんわかるようになります。まず自分が何がわかっていないのか、それをはっきり認識することから始める必要があります。

 

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