2009年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

機械振動学II(Mechanical Vibrations II)[4D24]

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2単位
我妻 隆夫 特別専任教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
(1) 機械振動学Iで学習した振動の基本を発展させ,一般の振動(多自由度系の振動)について理解を深める.振動現象のモデル化の方法および振動解析法について学習し,振動発生メカニズムの理解し,防振理論・技術を修得する.また,そのとき必要となる振動計測技術,データ処理技術をあわせて理解する.
(2)一般の機械振動に対する解析方法を理解し,発生する振動の予測法および防止法の習得,機械に発生している振動現象の測定法および評価法の習得を目標とする.

(JABEE学習・教育目標)
  「国際工学プログラム」(C) ◎
(前提となる基礎知識)
  機械振動学Iの知識は必須.フーリエ解析などの知識があることが望ましい.
(習得後の展開)
  ECPIII等において振動に関する検討等に応用する.

<授業計画及び準備学習>
1.連続体の振動 ・・ 棒の縦振動,はりの曲げ振動
2.         平板の曲げ振動,弦の振動,膜の振動,円板の振動
3.         連続体の振動解析法 /小テスト(1)(連続体の振動)
4.回転体の振動 ・・ 回転機械と軸受
5.         回転体のモデル化
6.         危険速度と振動モード
7.         不釣合い振動と釣合わせ
8.         自励振動 / 小テスト(2)(回転体の振動)
9.         振動事例とその解決策
10.振動計測    センサ,モニタリング
11. データ解析   データの性質,フーリエ解析,FFT,キャベル線図,統計処理 /小テスト(3)(計測とデータ解析)
12.振動解析と設計(1) 
13.振動解析と設計(2) 演習/小テスト(4)
14.振動解析と設計(3) 演習/小テスト(5)
15.定期試験

<成績評価方法及び水準>
講義期間中に小テスト(20点満点)を5回実施する.期末試験(100点満点)との合計点の1/2が60点以上のものを合格とする.

<教科書>
JSMEイェキストシリーズ 振動学 日本機械学会発行(丸善)

<参考書>
機械振動論 デンハルトク原著 コロナ社 
実用機械振動学 国枝正春著 理工学社
機械力学I-線形実践振動論- 井上順吉,松下修己 理工学社
回転体の力学 R.ガッシュ/H.ピュッツナー原著 三輪修三訳 森北出版

<オフィスアワー>
新宿:授業終了後
八王子犬目校舎2-208室在室時はいつでも

<学生へのメッセージ>
機械振動学Iで習得した基礎を一般の機械に対応できる形で発展させた応用編です.これをきちんと身につけることができれば振動問題とは無縁の機械技術者として一歩前進です.

 

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