2009年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

熱力学II(Thermodynamics II)[4276]

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2単位
角田 敏一 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
熱力学は,内燃機関,各種推進工学,燃焼学などの応用的な学問だけでなく,移動速度論,物性論,流体力学,化学反応論などの基本的な学問の基礎となるものである.熱力学の第二法則,ガスサイクル,気液サイクル等について学ぶ.熱力学の第二法則の意味,エントロピーの意味とその利用および蒸気の取り扱いが習得できたかを試験によって判断する.

<授業計画及び準備学習>
第1回:サイクルの効率・熱力学の第二法則,第2回:カルノーサイクル・熱力学的温度,第3回:クラウジウスの積分・エントロピー・理想気体のエントロピー変化,第4回:固体と液体のエントロピー変化・エントロピーの原理・エントロピーの工業的利用,第5回:オットーサイオクル・ディーゼルサイクル・サバテサイクル,第6回:ブレイトンサイクル・エリクソンサイクル・実サイクル,第7回:燃焼ガスの組成・反応熱,第8回:燃焼ガス温度,第9回:化学平衡・燃焼ガス組成と温度,第10回:一次元定常流れの基礎式・音速とマッハ数,第11回:断熱流れ・ノズル内の流れ,第12回:気液サイクル・純物質の性質,第13回:蒸気の状態量・蒸気の状態変化,第14回:湿り空気・基準サイクル,第15回:学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
原則として,定期試験で評価.60点以上のものに単位を認める.

<教科書>
「工業熱力学・基礎編」,河野他監修,東京大学出版会

<参考書>
「機械技術者のための熱力学」,熱力学教育研究会編,産業図書

<オフィスアワー>
講義期間中の講義後の教室.または同一時間の八王子1号館1階非常勤講師室

<学生へのメッセージ>
熱力学を理解するのは難しい.どうすればよいか.残念ながら私にも回答はありませんが,多くの先輩たちがやってきたように,慣れるしかないように思います.

 

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