2009年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
○数学演習I(Exercises in Mathematics I)[3331]
1単位 矢崎 敬人 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- グローバルエンジニアリング学部の数学演習では,将来,技術者として開発・設計に携わる上で必要となる数学的知識のうち,1変数の微分積分学の修得を主たる目的としている.ここでは数学を工学的問題解決のための道具として位置付けていることから,基本的な考え方の説明(必要最小限の証明を含む)と実際に問題を解くことに時間を費やす.厳密な数学的解説,細部にわたる証明は講義系科目の数学I,IIで十分学習されたい.授業では毎時間,演習問題を解き答案を提出してもらう.
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.関数と極限 3.微分法の基礎 4.さまざまな関数の微分 5.不定形の極限値 6.テイラー展開・マクローリン展開1 7.テイラー展開・マクローリン展開2 8.積分法の基礎 9.置換積分法 10.部分積分法 11.有理関数・無理関数の積分 12.定積分 13.広義積分
- <成績評価方法及び水準>
- 原則的として,定期試験(中間試験,期末試験)のみで評価する.期末試験は,授業時間,補講,試験期間を用いて2回程度実施し,それらのうちの最高点を期末試験の得点として採用する.中間試験得点×40%+期末試験得点×60%を最終成績とする(授業中,模範解答を披露した学生にはプラスαの場合もある).60点以上に単位を認める.期末試験第1回までに合格点に達した者については,期末試験第2回(以降)の受験は任意とする.なお,中間試験は一度しか実施しないので,受験漏れがないよう注意すること.
- <教科書>
- なし.
- <参考書>
- その他,微分積分学に関する書籍はたくさん出版されているので,書店や図書館などで実際に手にとって自分にあったものを選ぶとよい.参考までに下記を紹介しておく.
○有馬哲・石村貞夫『よくわかる微分積分』東京図書. ○足立恒雄『理工基礎 微分積分I』サイエンス社. ○難波誠『微分積分学』裳華房.
- <オフィスアワー>
- [後期]
(八王子講師室)水曜日3時限の前後. (新宿1167号室)木曜日2時限.
上記日時以外でもメールで予約の上で面談可.
- <学生へのメッセージ>
- 数学演習Iで学ぶ内容は,全ての理工系科目の土台を形成するものです.内容を確実に理解し,問題を解けるようになってください.
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