2009年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
都市解析(City Analysis)[5D08]
2単位 野澤 康 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 都市やその部分である地区の計画を立案するにあたっては、対象となる都市(地区)の現状を正しく把握する必要がある。この講義では、都市(地区)の調査・分析・評価を中心的なテーマとして、それに関連する指標に関する事項、都市計画の現場におけるコンピュータ利用に関する事項、など広範な話題を取り上げ、理解を深めていく。
具体的な達成目標は、以下に集約される。 情報・データの種類とその収集・解析方法を理解し、それを応用して地区を調査・分析・評価することができること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 都市計画の調査とデータ(6回)
(1)地図、地理情報システム (2)国勢調査、土地利用現況調査、都市計画基礎調査、他 (3)アンケート調査 (4)現場で何を見るか (5)市街地住環境の指標 2.モデルを用いた都市の分析・把握(4回) (1)都市モデル (2)配置モデル、圏域 3. 統計の基礎的手法(4回) (1)代表値 (2)確率分布 (3)相関、最小二乗法 4.達成度の確認(1回)
- <成績評価方法及び水準>
- レポート及び授業中の演習課題等(40点分)、期末試験(60点分)によって成績を評価する。合計が60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 特に指定しない。
- <参考書>
- 「建築・都市計画のための調査・分析方法」日本建築学会編(井上書院)
「住環境 評価方法と理論」浅見泰司編(東京大学出版会) 「都市モデル読本」栗田治著(共立出版) 「地理情報システムを学ぶ」中村和郎他編(古今書院) 「(仮題)地域づくりのための調査法入門」西村幸夫・野澤康編著(朝倉書店)(2009年秋出版予定) これらの他 講義の中でも随時紹介していく。
- <オフィスアワー>
- 講義終了後、講義室または26階研究室(2674室)にて対応する。それ以外でも事前連絡により対応する。
E-mail;nozawa@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- なお、講義開始後の入室は原則として認めないので、遅刻厳禁で臨むこと。
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