2009年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

空調計画(Planning for Air Conditioning)[5A16]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大橋 一正 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
都市・建築デザインを学ぶ者として、人間の温熱感に大きな影響を与える実際の空気調和システムを理解することは必携である。この授業により空気と人間がどのように関連しているかの知識を得ることができる。

<授業計画及び準備学習>
1.空気調和の概要
2.空気調和方式の種類と特徴
3.空気調和設備の計画
4.冷暖房負荷計算法
5.湿り空気線図と空気調和プロセス
6.空気調和機
7.冷温熱源機器
8.熱搬送機器
9.配管設備の計画・設計
10.ダクト設備の計画・設計
11.クリーンルームの空調設備
12.暖房設備
13.換気・排煙設備
14. 総合計画とまとめ
15. 学習成果の確認(試験)
授業を受けるにあたっては、建築空間の温熱環境が人間にとってどのように関連するか、日常生活の中で準備学習(予習・復習)を行う事が大変重要である。

<成績評価方法及び水準>
調査レポート20%,平常の授業内演習20%,期末試験60%を総合評価し、60点以上の者に単位を認める。
但し、3回以上欠席した学生は履修放棄とみなし、成績評価は行わない。
調査レポートの作成は実社会で活躍するための基礎となる。インターネットなどの情報をそのままのレポートは不合格となる。
個性ある自らの提案を期待する。レポートは返却しないので、必要な場合はコピーを取っておくこと。

<教科書>
「最新 建築設備工学」田中俊六監修 宇田川光弘他 著(井上書院)

<参考書>
「空気調和設備計画・設計の実務の知識」空気調和衛生工学会編(オーム社)

<オフィスアワー>
金曜日 13:30〜15:00
これ以外いつでも対応可。約束の後来室のこと。

<学生へのメッセージ>
建築学科 建築学コース、環境建築コースに設けられている「空気調和設備」とは、内容と範囲は大きく異なるので注意すること。
美しい都市の景観や建築物は単に色やデザインがよいばかりでなく、しっかりした技術と理論に支えられていることを理解して始めてデザイナーといえると思います。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved.