2009年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
○構造力学I(Structural Mechanics I)[6265]
2単位 近藤 龍哉 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 建築構造力学の基礎を学習します。また,静定構造物の応力解析法と結果の表示法を学習します。
たえず,建物は重力を受けています。また,地震や台風など,たまに大きな力も受けます。こうした状況下で安全・安心を確保するために,建築の仕事に携わろうとするものは「構造力学」を熟知していなければなりません。その第1歩として構造力学1をしっかり学んでください。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.力の表し方,力の合成と分解,力の釣り合い
2.構造力学1で扱う建物の形式 3.反力を求める1(片持ち梁,単純梁) 4.反力を求める2(静定門型ラーメン,3ヒンジラーメン) 5.応力を求める1(応力とは,応力図の描き方,片持ち梁) 6.応力を求める2(単純梁,静定門型ラーメン,3ヒンジラーメン) 7.中間学習達成度調査 8.図解法による力の合成と分解 9.図解法による応力解析 10.複合構造物の応力解析 11.静定トラスの軸力解析1(トラストは,節点法) 12.静定トラスの軸力解析2(切断法) 13.材料力学基礎(応力度,歪度,フックの法則) 14.構造力学1で学んだこと(総集編) 15.学習達成度調査
- <成績評価方法及び水準>
- 評価は期末試験の結果のみで行います。なお,科目の特徴から試験前の付け刃学習では試験に合格することは困難でしょう。毎授業の前後の予習・復習が,合格するためには不可欠です。
- <教科書>
- 冊子をキューポートで配布します。
- <参考書>
- 建築構造ポケットブック(共立出版)
構造力学2,RC構造,鋼構造など構造力学科目の学習に有用です。
- <オフィスアワー>
- 特に定めません。メールで都合を確認し質問に来てください。
- <参考ホームページアドレス>
- dt82143@ns.kogakuin.ac.jp
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