2009年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
幾何学II(Geometry II)[4561]
2単位 熊ノ郷 直人 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 計算機科学、通信工学、経営工学はもちろん実生活においても有限幾何学の代表であるグラフ理論の有効性は計り知れない。毎週、ひとつのトピックを取り上げ、講義と演習を行い、そのトピックを完結させる。試験はトピックを5〜6つ選んで出す。「思考を図で表現し『短時間で』『正しい解を探す』」グラフ理論独特の方法を習得することが目標である。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 結婚定理
第2週 オイラーの定理 第3週 閉路と区間グラフ 第4週 木 第5週 平面グラフ 第6週 クルスカルのアルゴリズム 第7週 彩色問題 第8週 ネットワーク 第9週 スケジュール作成問題 第10週 可視性の問題 第11週 集合場所問題 第12週 順序付け問題 第13週 割り当て問題 第14週 補助問題 第15週 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。
- <参考書>
- 講義に出ていれば必要ないが、休んだ場合の参考書として以下を挙げておく。
『グラフ理論入門』R.J.ウィルソン著(近代科学社) 『グラフ論要説』秋山仁、浜田隆資共著(槇書店) 『離散数学入門』秋山仁、R.L.Graham 共著(朝倉書店) 『応用数学入門』小林みどり著(牧野書店)
- <オフィスアワー>
- 木曜日12:30〜13:10(八王子)
- <学生へのメッセージ>
- 数学的予備知識(幾何学Iなど)は一切必要ありませんが、数学的妥協は一切しません。一見簡単そうだが、頭が固いといくら考えてもわからない難問ばかりを選んでいます。講義に出席していても試験で全く解けなかった学生もいるので、必ず自分の頭で考えて下さい。
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