2009年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

建築材料(Building Materials)[3269]

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2単位
阿部 道彦 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 建築の実務に携わる上で必要な建築材料の基礎知識として,建築材料の要求性能と主要構造材料である木材,石材,鋼材とコンクリートを中心にその材料特性と応用について学習する.併せて、建築材料と資源循環や二酸化炭素を初めとする環境問題との関わりについて理解を深める。

<授業計画及び準備学習>
 1:建築材料概論(要求性能と建築材料)
 2〜8:コンクリートの特性 (1)〜(7)
      一般的性質
セメント、骨材、混和材料
      調合、フレッシュコンクリート、強度、耐久性
      調合計算
 9〜10:鋼材の特性と応用 (1)〜(2)鋼材の一般的性質、鉄筋、鉄骨
11〜12:木材の特性と応用 (1) 〜(2)木材の一般的性質、各種木材
13〜14:石材の特性と応用 (1) 〜(2)石材の一般的性質、各種石材
15:学習成果の確認(レポート課題作成)

<成績評価方法及び水準>
この科目は必修科目である。出席および要所で実施する小テストの合計により、60点以上を合格とする。理由がなく3分の1以上欠席すると不合格となるので、注意すること。範囲は、コンクリート、鋼材、木材、石材の4分野で、用語の意味、それぞれの材料に基本的な特性、用途の理解、コンクリートの調合計算を問う。

<教科書>
「建築材料テキスト」(生協にて頒布)及び講義用プリント(授業時に配付)

<参考書>
「建築材料用教材」日本建築学会編(丸善)

<オフィスアワー>
授業後3時間(八王子校舎11-261 内線3546)

<学生へのメッセージ>
材料は、実際に五感で把握しないと理解できない部分が多い。建築現場を見かけたり街を歩くときなど、実物をよく見て建築材料への理解を深めてほしい。また、建築材料は、資源問題や環境問題と密接に結びついていることにも目を向けてほしい。さらに建築材料に興味ある学生は、2年前期「材料実験」、3年後期「内外装材料施工」などを受けるとよい。

 

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