2009年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

統計学II(Statistics II)[1465]

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2単位
上山 憲昭 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
仮説検定法ならびに相関関係と回帰の理論を理解し、実験データの統計処理で直面する様様な問題を解決できるようにすることが本講義のねらいである.この目的を達成するため以下に示す具体的な目標を設定する.統計学Iの履修を前提とする.

(1) 統計的検定の論理的な枠組み(帰無仮説と対立仮説,有意水準と棄却域)を説明し、統計的検定の考え方を理解する.
(2) 正規分布、カイ2乗分布、t分布を使った仮説検定問題とその検定手順を理解する.
(3) 2変量間の関係を数量的に表現するための相関と回帰の考え方を理解し、相関係数の具体的な計算方法を習得する.
(4) 実際の統計処理で使われることが多い,適合度検定,分散分析について目的とその方法を理解する.
(JABEE学習・教育目標)
「環境化学工学プログラム」:(D)◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)-(1)◎

<授業計画及び準備学習>
1. 大数の法則
2. 中心極限定理
3. 標本分布
4. 正規分布からの標本(1)
5. 正規分布からの標本(2)
6. 正規分布からの標本(3)
7. 点推定(1)
8. 点推定(2)
9. 点推定(3)
10. 区間推定
11. 仮説検定(1)
12. 仮説検定(2)
13. まとめ

<成績評価方法及び水準>
定期試験で最終成績を評価し、60点以上の者に単位を認めます.

<教科書>
教科書は無し.

<参考書>
1.石村園子:すぐわかる確率・統計、東京図書(2001)2500円.
2.ガットマン:工科系のための統計概論、培風館(1968)2200円.
3.P.G.ホーエル:入門数理統計学、培風館(1968)3400円.

<オフィスアワー>
講義前30分(月曜午後)、講師控室で行います.

<学生へのメッセージ>
統計Iを履修した後、受講することが望ましい.
統計学IIでは、推定と仮説検定のロジックを説明します.回帰分析はデータを予測するとき、利用する大変ポピュラーな手段です.

 

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