2009年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース
建築防災(Disaster Mitigation Engineering of Building)[3B24]
2単位 村上 正浩 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 三好 勝則 特任教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 本授業では、建築学的な側面、防災工学的な側面、社会科学的な側面、さらに社会的要請への対応をも含む、学際的・総合的な視点から建築内部そして建築自体の安心・安全策や被害軽減防止策について講義を行い、学際的・総合的な防災知識の修得を目指す。
本授業は全15回で構成され、村上が11回分を担当し、三好(特任教授)が3回分を担当する。最終週の1回分は、学習成果を確認するためレポート作成を行う。授業計画は以下の通りである。
- <授業計画及び準備学習>
- 村上担当
1 ガイダンス(授業計画、レポート課題の説明など) 2 建築内の事故を防ぐ 3 火災安全の基礎知識(その1) 4 火災安全の基礎知識(その2) 5 消防用設備(その1) 6 消防用設備(その2) 7 出火防止対策 8 延焼拡大防止対策 9 防排煙計画 10 避難計画 11 欧米の火災安全管理 三好担当 1 消防法(1) 2 消防法(2) 3 消防法(3)
- <成績評価方法及び水準>
- 2つのレポート課題を総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。なお良いレポートとは独自の考え方が表れているものである。
1.レポート課題(1) 40点 日常的な事故という視点から自宅ならびに新宿キャンパスを調査し,現状の問題点とその対策をとりまとめる。A4用紙で5枚程度。ワープロソフトで作成のこと。
2.レポート課題(2) 60点 火災(日常,地震時)に対する自宅ならびに新宿キャンパスの安全性について,主に以下の視点から調査を行い,現状の問題点とその対策を考える。A4用紙で10枚程度。ワープロソフトで作成のこと。 ・可燃物の調査(自宅) ・出火危険性の調査(自宅) ・防災設備・消防設備の調査(自宅,新宿キャンパス) ・延焼危険性・避難危険性の調査(自宅,新宿キャンパス)
- <教科書>
- 防災研究会AFRI:「図解 よくわかる消防設備―マイホームから高層ビルまで」、日本実業出版社
- <参考書>
- 「やさしい火災安全計画」、青木義次・富松太基・森山修治(学芸出版社)
「建築防災・安全」、室崎益輝(鹿島出版会) 「建築防火」、堀内三郎(朝倉書店) 「イラストでわかる防災・消防設備の技術」、中井多喜雄他(学芸出版社) 他、講義の中で適宜紹介する。
- <オフィスアワー>
- 月曜日〜金曜日 18:00〜19:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp
- <備考>
- 講義に使用するパワーポイントと配布資料のPDFデータをKuportにて提供するので、必要な学生はダウンロードすること。
https://kuport.sc.kogakuin.ac.jp/ActiveCampus/index.html
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