2009年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

災害危機管理(Disaster Management)[1B30]

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2単位
三好 勝則 特任教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
我が国は、自然災害を受けやすいという地理的な特性がある。また、近年では事故やテロに起因する人為的な災害なども頻発している。災害から生命・身体・財産を守るためには、災害の特徴を知り、対処方法を個人、企業、団体などが予め考えておくことが重要である。本講義では、これまで災害に対して講じられてきた危機対応を検証し、建築・機械・電気・情報・化学という工学を活用することにより、災害に強い社会システムづくりが実現できることを学び、災害への対処を体得することを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
 1 現代の防災問題、都市の特性
 2 我が国における大災害の歴史
 3 大規模地震災害の特徴と対処
 4 災害対策の基本と対応体系
 5 災害危機管理の課題と対処方針
 6 国の行政制度と災害対応
 7 地方自治体の行政制度と災害対応
 8 災害時における地域の活動
 9 災害に対処するための計画づくり
10 災害時における情報の管理
11 災害の調査分析、教訓
12 救急救助の高度化
13 災害による経済的負担と支援
14 災害からの復興
15 習得状況調査

<成績評価方法及び水準>
小課題及びレポート提出により評価する。自身の問題意識を明らかにする努力が高い評価となる。

<教科書>
レジュメを使用する。

<参考書>
いのちを守る地震防災学、林春男著(岩波書店2003年)
日本の災害危機管理、武田文男著(ぎょうせい2006年)
消防白書、総務省消防庁(各年版)
防災白書、内閣府(各年版)

<オフィスアワー>
必要な場合は授業の後の時間に設けるので、予め連絡すること。

 

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