2009年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

環境評価法(Environmental Evaluation)[1B18]

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2単位
大橋 一正 教授  
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野部 達夫 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
地球温暖化の原因はCO2の排出が強く関連しているといわれ、建築分野でもエネルギー消費や廃棄物の排出量を削減する事が求められている。複雑に関連する環境問題を解決するには建築の環境性能を正確に計測し評価する必要がある。これらの問題点を整理し、JISやISOなどの計測・評価手法と廃棄物問題を考え、解決するための知識を得る。

<授業計画及び準備学習>
1.建築環境に関する影響と計測・評価手法の概要(大橋・野部)
2.建築環境性能の評価(野部)−(1)国内外の評価手法、開発状況
3.            −(2)海外における性能評価法
4.            −(3)国内における性能評価法
5.            −(4)CASBEEとは何か
6.            −(5)CASBEEによる評価事例
7.            −(6)まとめ
8.建築計画と廃棄物(大橋)−(1)地球環境とゴミ
9.           −(2)建築設計とリサイクル
10.           −(3)建築施工,運用とリサイクル
11.           −(4)建物の廃棄とリサイクル
12.           −(5)リサイクルの実例
13.           −(6)リサイクルの法令
14. 環境評価手法のまとめ
15. 学習成果の確認(レポート課題作成)
授業を受けるにあたっては、周囲の環境が人間にとってどのように関連するか、日常生活の中で準備学習(予習・復習)を行う事が大変重要である。

<成績評価方法及び水準>
各教員の授業内容にそったテーマに対し、調査分析レポートを作成する。そのレポート内容を評価し60点以上の者に単位を認める。
インターネットなどの情報をそのまま使う内容のレポートは不合格となる。個性ある提案を期待する。

<教科書>
「わかる!建築のゴミとリサイクル」関五郎,大橋一正 編著(オーム社)

<参考書>
環境に関する書籍は多数あるので、各自自由に選定のこと。

<オフィスアワー>
月曜日 12:10〜13:00
これ以外いつでも対応可。各担当教員と約束の後来室のこと。

<学生へのメッセージ>
建築系学科の科目として大変ユニークな内容で、実社会で活躍するために有効となる地球・環境設備の最新の知識を得るチャンスと考えてください。

<備考>
本年度は大橋,野部の2名で担当します。

 

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