2009年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
アジア建築(Asian Architecture)[5B75]
2単位 大田 省一 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 近年の日本とアジア地域との関係の深まりにより、同地域の建築・都市についても感心の高まりがみられる。本講義はそのような要請に応えるために開講される。
中国をはじめとするアジア各国には、歴史の中で育まれた独自の建築文化が存在する。また、日本の建築は古くから近隣地域の影響を受けており、アジア的な広がりの中で捉えなおす必要も認められる。現代の成長著しいアジアの都市の活気あふれる様相からは、斬新なアイディアが表現される一方で、伝統との共存もみられる。奥深い文化を秘めつつ動き続けるアジアの都市、建築は多くのことを語りかけてくれる。本講義を通じて、これらアジアの建築に関する理解を深め、建築のさまざまなあり方について考えていくことがねらいである。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 イントロダクション
第2週 中国古代の建築1 第3週 中国古代の建築2 第4週 紫禁城の世界 第5週 中国の都城 第6週 中国の住宅 第7週 中国の庭園 第8週 韓国の建築1 第9週 韓国の建築2 第10週 韓国の建築3 第11週 東南アジア・華僑の建築 第12週 中国の近代建築 第13週 中国の現代建築 第14週 東南アジアの現代建築 (変更がある場合は授業内に指示します)
- <成績評価方法及び水準>
- 中間試験30%、期末試験50%、授業の最後に書いてもらう出席レポート20%で計算し、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 特になし
- <参考書>
- 中国歴史建築案内(TOTO出版)、東洋建築史図集(彰国社)、アジア都市建築史(昭和堂)、その他授業中に指示。
- <オフィスアワー>
- 授業の前後、非常勤講師室にて
- <学生へのメッセージ>
- 建築の理解のためには、その歴史・文化的背景にも関心を持つことが重要である。世界史の流れを把握した上で、授業に臨むようにしてもらいたい。
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