2009年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

市民生活の社会学A(Social Studies on the Civil Life A)[4358]

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2単位
勝田 由美 准教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 本講義では、近代国家における社会政策(社会保障と労働政策)の成立と展開をとりあげます。各人には最低限度の生活を営む権利(生存権)があり、国家・社会はそれを保障すべきであること(社会権)、また、そのためにも、国は、雇用および最低限の生活を営むことの可能な労働条件や労働関係を整備すべきであるという考え方が、どのような歴史的な状況のなかで育まれてきたのかを歴史的にみていきます。具体的には、19世紀末から20世紀初頭のイギリス、ドイツ、日本の事例を比較しつつとりあげます。現在の問題を考えるための様々な手がかりを得ることができるはずです。

<授業計画及び準備学習>
 第1回   近代における「貧困」
第2〜4回 「救貧法」の成立と展開(イギリス)
第5〜7回 「工場法」の成立(イギリス)
第8〜10回 社会保険・年金制度の成立(ドイツ) 
第11〜13回  戦前の日本における社会政策
 第14回    まとめ 

<成績評価方法及び水準>
 毎回の出席と学期末試験の受験を前提として、期末の試験またはレポートの成績(9割)に授業中の小レポート(1割)の結果を加味して60点以上の者に単位を与える。詳細は第1回目の授業で説明する。

<教科書>
 用いない

<参考書>
 適宜指示する。

<オフィスアワー>
 八王子校舎  講師室で授業の前後に
 新宿校舎   毎週水曜日 15時〜16時
        27階研究室にて

 

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