2009年度工学院大学 第1部建築系学科

環境工学I(Environmental Engineering I)[6308]

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2単位
塩田 正純 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
地球環境の保全は、地域環境、生活環境及び建築環境の保全の持続性に依存している。日常的な生活空間としての快適建築空間を創造するために必要不可欠な基本的知識として、環境工学に関する基礎的項目の理解が重要となる。本来の建築空間設計に結びつけて行くために、本講義では、環境工学の基礎と建築空間設計の相互関係による構築を念頭に置きながら、採光、照明、音響および振動等を解説し、基礎的な知識と応用力を身につけることを主眼としている。

<授業計画及び準備学習>
1.   建築環境工学とは(1)    : 環境と環境工学
2.   建築環境工学とは(2)    : 建築環境工学と建築計画
3.   建築と自然環境 (1)    : 概要と空気と水の性状
4.   建築と自然環境 (2)    : 気候の特性等
5.   建築環境工学の基礎知識(1) : 熱エネルギに関する物理特性
6.   建築環境工学の基礎知識(2) : 物質平衡と熱平衡等に関する物理特性
7.   建築音響 (1)       : 波動方程式と音波の性質
8.   建築音響 (2)       : 音の感覚とデシベルの計算
9.   建築音響 (3)       : 波動音響と最適残響時間
10.  建築音響 (4)       : 室内音響に関する評価
11.  建築音響 (5)       : 遮音に関すること 
12.  建築音響 (6)       : 吸音に関すること
13.  建築音響 (7)       : 防振に関すること
14.  建築音響 (8)       : 建築音響の実際
15.  補講

<成績評価方法及び水準>
成績は、出席が、20点、レポートは、30点及び期末試験を50点とし、60点以上を合格点とする。
レポートは、2回に分けて提出し、提案とか独自の考えを多いに歓迎する。

<教科書>
「最新 建築環境工学(改訂3版)」田中俊六 他 共著(井上書院)

<参考書>
「環境振動・固体伝搬音の測定技術マニュアル」(社)日本建築学会 編
「環境工学 教科書」環境工学教科書研究会編著 彰国社 

<オフィスアワー>
随時歓迎

<学生へのメッセージ>
建築環境だけでなく、その周辺環境に関しても問題意識や関心をもち、どのような取り組みにより快適環境を構築できるかを学び実践してほしい。

 

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