2009年度工学院大学 第1部建築系学科

基礎設計・図法(Introduction to Architectural Design、Theory of Design)[5313]

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2単位
中山 繁信 非常勤講師
後藤 成身 非常勤講師
小川 真樹 非常勤講師
松下 希和 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
基礎設計・図法は、建築やそれらを取り巻く環境を考え、視覚的に提案していくための基礎的な表現技法を学ぶ授業である。今年は近代建築の巨匠の一人であるコルビジェの「小さな家」を題材に取り上げ、建築という三次元の空間を正確、かつ効果的に表現する技法を習得する。

<授業計画及び準備学習>
空間を表現する図面は多数あるが、この授業ではもっとも基本となる、平面図、断面図、立面図また簡単な透視図の原理原則を理解し、その表現方法を学ぶ。
まずは、コルビジェの作品である「小さな家」の図面集を読み取り、図面と同じように手描きで写し取ることからはじめる。この時ただ、図面をきれいに写し取ることだけではなく、図面の意味と目的を理解しなければならない。
将来は、PC,CADという機器によって図面を描くことになるが、初めは手描きによって図面の表現を学ぶ。手で描くという行為は、個人の個性の表現であり、物を詳細に観察することにつながるため、建築を志す初心者には欠かすことの出来ない基礎的な修練である。

<成績評価方法及び水準>
毎週出題される課題の平均点による。ただし、課題は一課題でも提出しなければ単位は認められない。また、提出遅れは大幅な減点の対象となる。

<教科書>
「コンパクト資料集成」

<参考書>
数知れず出版されていますので、自分に合った参考書を購入すること。

<オフィスアワー>
授業当日の授業時間の前後。

<学生へのメッセージ>
この基礎設計の授業は毎週課題が出題され、次週には提出というハードな授業である。君たちにとっては大変だが、これは建築を志す学生が通過しなければならない道のりである。しかし、図面を仕上げる苦しさの後の達成感や充実感が味わえることもこの授業の魅力である。

<備考>
 指定された製図用具は必ず用意し、授業には必ず持参すること。

 

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