2009年度工学院大学 第1部建築系学科

素描と表現(Fine Art A)[3329]

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2単位
大竹 敦人 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
齋藤 久男 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 あらゆる造形活動は、対象を深く観察し、あるいはイメージすることにより始まる。デッサン(素描)の実習により、物の見方、空間の視覚的理解の仕方について学ぶ。形態、量としての空間の把握を主眼に、鉛筆又は木炭による石膏デッサン、クロッキーの実習を行い、芸術表現のもっとも基本となるデッサンとは何かを徹底理解させる。デッサンは、線や濃淡(陰影)を通して、二次元の白紙に、三次元の自然の実体を写すことから始められるが、デッサンを描く過程には“物”を写すという目的以外に、この線を引く、或いは濃淡を施すという行為、描くこと自体の喜びもあり得るのである。美術を専門としない学生達に描くことの喜びを伝え絵画的空間表現の基礎を習得させる。

<授業計画及び準備学習>
1.材料・用具と技法について
2.形の観察
3.基本形態の理解
4.構図
5.線と面
6.リズム
7.調子(明暗、濃淡、陰影)
8.立体感と濃淡(マッス)
9.全体と細部(プロポーション)
10.動勢(ムーブマン)
11.物質感と実在感
12.空間の認識
13.デッサンとは何か、デッサン力とは

<成績評価方法及び水準>
提出作品:静物クロッキー1点及びデッサン3点、合計4点の平均点が60点以上を合格とする。
作品の完成密度と授業中の態度、集中力も加味する場合がある。

<教科書>
使用しない。必要に応じてプリントを配布する。

<参考書>
必要に応じて、授業時に指示する。

<オフィスアワー>
月曜日、火曜日、水曜日PM12:30〜PM1:10(八王子3号館2F3202絵画準備室)授業日空き時間の来室は随時歓迎する。

<学生へのメッセージ>
安易な選択にならぬよう,興味や関心度,意欲など熟慮の上受講登録に望むよう期待します。

 

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