2009年度工学院大学 第1部建築系学科
○数学I(Mathematics I)[2504]
2単位 間庭 正明 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 微分積分は理工系専門科目を理解するための基礎的な科目である。この授業では、
1変数関数の微積分の考え方、計算技巧を詳しく解説する。 理論や証明には深入りせず、微分、積分等の計算ができるようになることが目標である。 微積分を理解するためには、授業を聴くだけでなく、自分で手を動かして考え、計算することが必要である。そのため、授業時間内に演習の時間を若干設ける。 原則下記の順序で講義を行うが、進度は学生諸君の理解度によって若干前後することがある。 尚、授業は予習・復習を前提にして行われる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 数列の極限と級数
第2回 関数と極限、連続関数 第3回 導関数、合成関数・逆関数の微分法 第4回 指数関数・対数関数とその微分法 第5回 三角関数・逆三角関数とその微分法 第6回 n次導関数、ライプニッツの公式 第7回 平均値の定理、不定形の極限値(ロピタルの定理) 第8回 テイラーの定理、テイラー展開 第9回 関数の増減、極値、曲線の凹凸 第10回 定積分と不定積分 第11回 置換積分法と部分積分法 第12回 有理関数と無理関数の積分 第13回 広義積分 第14回 面積、体積、曲線の長さ 第15回 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で60点以上を合格とする。
但し、僅かに60点未満の場合は、随時行う演習、課題レポートなどへの取組状況を加味することにより、60点で合格とすることがある。
- <教科書>
- 理工系の基礎 微分積分 増補版 石原・浅野共著 (裳華房)
- <参考書>
- 矢野健太郎 石原繁著, 微分積分 改訂版, 裳華房
高桑昇一郎著, 例題でわかる微分積分, 培風館
- <オフィスアワー>
- 昼休み、または5限終了後。
- <学生へのメッセージ>
- 受講にあたっては、講義の理解のために最低限の予習復習を強く勧める。
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