2009年度工学院大学 第1部建築系学科
△政治過程論(Political Process)[1406]
2単位 明田川 融 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 第二次大戦後の日本政府は、日本の対外的安全保障を在日米軍の存在(プレゼンス)を根幹とする日米安保体制に委ねてきました。しかし、在日米軍専用基地の4分の3がひしめき、同体制の「過重負担」を負ってきた戦後沖縄の歴史や「沖縄問題」について私たちは驚くほど無知です。授業では、沖縄に焦点をあてながら、戦後の日米関係や日本外交を跡づけていきます。
- <授業計画及び準備学習>
- 授業は概ね以下の項目に沿って進めていきます。
1.前史 2.帝国の終焉と沖縄 3.「平和憲法」の制定と沖縄 4.昭和天皇「沖縄メッセージ」をめぐって 5.国際法上の怪物=講和条約第3条 6.帰属論の諸相 7.軍用地政策の展開と「島ぐるみ闘争」 8.沖縄と60年安保改定 9.復帰運動のたかまり 10.ベトナム戦争のなかの沖縄 11.「ブルー・スカイ・ポジション」の臨界 12.沖縄返還交渉 13.未完の復帰 14.沖縄基地問題の現在 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験70%、授業の出席に際し課される提出物30%
- <教科書>
- これといった1冊の教科書は使用しません。適宜にプリントなどを配布します。
- <参考書>
- 授業のなかで適宜に指示します。
- <オフィスアワー>
- 授業がある月曜日の16時20分〜16時30分
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