2009年度工学院大学 第1部建築系学科
△現代社会の倫理(Ethics for Our Society)[1221]
2単位 岡田 大助 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 日本倫理思想史上の主要なテキストとの対話を通して、現代社会を生きる倫理を考える。
「達成目標」 自己とは何か、愛とは何か、誠実とは何か等、倫理学上の様々な問いに対して、講義で紹介した思想家との対話を通して、自分の言葉で答えられるようになること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス 「近代」と「現代」
2.夏目漱石の倫理思想(1)「現代日本の開花」と「私の個人主義」 3.夏目漱石の倫理思想(2)小説『こころ』に見るエゴイズムと個人主義の限界(1) 4.夏目漱石の倫理思想(3)小説『こころ』に見るエゴイズムと個人主義の限界(2) 5.夏目漱石の倫理思想(4)小説『こころ』に見るエゴイズムと個人主義の限界(3) 6.夏目漱石の倫理思想 まとめ 7.『平家物語』の倫理思想(1)実盛 8.『平家物語』の倫理思想(2)兼平 9.『平家物語』の倫理思想(3)維盛(1) 10.『平家物語』の倫理思想(4)維盛(2) 11.『平家物語』の倫理思想(5)重衡(1) 12.『平家物語』の倫理思想(6)重衡(2) 13. 『平家物語』の倫理思想(7)忠度 14. 『平家物語』の倫理思想 まとめ 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 「達成目標」に達しているかを問う定期試験(100点)によって成績を評価、60点以上の者に単位を認める。問題は、(1)講義の要約、(2)それに関する問いを立て自分の考えを論述すること、の二点を課す。なお、成績評価の詳細については、第一回目の講義でより具体的に説明するので、必ず出席すること。
- <教科書>
- なし。プリントを配る。
- <参考書>
- 佐藤正英『日本倫理思想史』東京大学出版会
相良亨「『平家物語』の基調」『相良亨著作集第四巻』所収、ぺりかん社。
- <オフィスアワー>
- 授業前後、教室または講師室にて。
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