2009年度工学院大学 第1部情報通信工学科
○電気磁気学II(Electromagnetism II)[3263]
2単位 本田 徹 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 電磁気学は情報通信工学の要となる科目である。電磁気学IIでは、主要な電磁気現象の内容と基礎となる法則についてイメージの把握と数式による表現ができるようになることが目標である。ベクトルの取り扱い(ベクトル解析)の理解が不可欠となるので、この理解も目標である。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.電流により生じる誘磁界,ベクトル積,アンペアの右ネジの法則
2.ビオ・サバールの法則,円形ル−プ状電流,直線状電流による誘磁界 3.アンペアの周回積分の法則、拡張したアンペアの周回積分の法則、周回積分則,電流により作 られる誘磁界 4.電流に働く力,フレミングの左手の法則,ローレンツ力 5.アンペアの法則(微分形),ベクトルの回転とスト−クスの定理 6.ファラデーの電磁誘導の法則,現象,発見,積分式、微分方程式、運動導体の起電力 7.中間試験 8.磁界に関するガウスの法則,スカラー・ポテンシャルとベクトル・ポテンシャル 9.磁性体,磁化ベクトル,強磁性体とその応用 10.磁気回路,磁気回路のオームの法則,円環コイルの磁界 11.電磁誘導とインダクタンス,自己誘導,相互誘導,磁気エネルギー 12.静電界と静磁界の屈折,静電界,磁性体の境界における条件 13.電磁界の基礎方程式,波動方程式、平面波の伝搬,自由空間における伝搬定数 14.期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 各回に行う小テスト(50%)と中間テスト・期末テスト(50%)により評価する。
- <教科書>
- 「電磁気学サブノート」長嶋・伊藤(ピアソンエデュケーション)
- <参考書>
- 「電磁気学」末松安晴(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 土15:00-16:00, 八王子校舎5−806
- <学生へのメッセージ>
- 電気磁気学は重要な基礎科目であるので予習・復習を確実に実行してください。その週の内容はその週のうちに理解することを心がけてください。
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