2009年度工学院大学 第1部情報通信工学科
○回路理論I(Circuit Theory I)[3113]
2単位 齊藤 進 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 電気回路理論は、電磁現象を形式化し、複雑な電磁現象を簡単に取り扱えるようにした理論体系と言うことができる。本講義では、直流回路についての基礎的事項、瞬時値表示による正弦波交流回路の解析、複素数を使う交流回路に関する解析が出来るようになることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第一週 電流、電圧、オームの法則、電圧降下と逆起電力の概念。
第二週 電源の電圧源表示と電流源表示 第三週 キルヒホッフの法則の意味 第四週 抵抗回路の合成抵抗に関する定理 第五週 分圧の定理、分流の定理 第六週 電力とエネルギー、最大電力供給定理 第七週 正弦波交流:振幅、角周波数、初期位相、位相差、実効値 第八週 L、R、Cの基本的性質 第九週 相互インダクタンスの性質、等価回路 第十週 交流電力:瞬時電力、平均電力、皮相電力、力率 第十一週 複素数とその四則演算 第十二週 正弦波交流の複素数表示、複素インピーダンス、複素アドミッタンス 第十三週 合成複素インピーダンスの計算 第十四週 ベクトル図とベクトル軌跡 第十五週 電力ベクトル
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験と授業中に行う試験の結果の平均が60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 電気学会大学講座「電気回路論 3版改訂」平山 博、大附辰夫(電気学会)
- <参考書>
- 「電気回路」木下真二郎著(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 水曜日 13:00〜17:00、 金曜日10:00〜16:00 5号館7階705号室
- <学生へのメッセージ>
- この科目で学ぶ事柄は専門科目の基礎となるので、十分に内容を消化するよう努力すること。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1014/
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