2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科

分散型エネルギー(Distributed Energy Systems)[5B10]

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2単位
荒井 純一 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
環境負荷低減やエネルギーの安定性向上を目的として分散型エネルギーの開発と適用が進んでいる.分散型エネルギーは大容量大型設備とは特徴,構成,運用を異にしている.本科目ではそれら新しい分散型エネルギーの基礎知識を習得することを目的とする.

<授業計画及び準備学習>
1.エネルギーと環境     世界のエネルギー動向と環境問題
2.分散型エネルギーシステム 分散型エネルギーの種類と特徴
3.太陽光発電システム    太陽電池の基礎と運転方式
4.太陽熱・光利用システム
5.風力発電システム(1)  風力発電の種類と特徴
6.風力発電システム(2)  風力発電の運転形態
7.水力発電システム     マイクロ水車,未利用エネルギー
8.燃料電池         燃料電池の基礎と現状
9.エンジンシステム     エンジン,ガスタービン,コジェネレーション
10.熱発電・圧電発電    熱電変換素子,圧電発電の構成
11.エネルギー貯蔵システム(1)  揚水発電,圧縮空気貯蔵,フライホイール貯蔵
12.エネルギー貯蔵システム(2)  二次電池,電気二重層キャパシタ
13.ヒートポンプとその利用
14.分散型エネルギー発電の課題と将来

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で評価する.60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
川崎亮監修,伊藤義康編著「パーソナル分散型エネルギーシステム」養賢堂  ISBN4-8425-0366-1

<オフィスアワー>
木曜日の13-14時.事前に連絡をいただきたい.

<学生へのメッセージ>
分散型エネルギーは今後発展する分野である.内容も多岐にわたるが今の技術の最前線を見ることができる.

 

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