2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科

マテリアル(Material)[4B18]

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2単位
鷹野 一朗 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本講義では電気システム工学に関連する材料の基本的性質について説明します。基礎科目で学んだ理論的な知識を基に、材料において生じる電気・磁気的現象を把握し、原子・分子レベルの視点からも理解を深めます。この講義によって、電気機器や電子デバイスで用いられる磁性体・半導体・誘電体材料などについてより深く理解することができます。

<授業計画及び準備学習>
1)電気電子に関わる材料について
   ・物質の構造と基本的な性質
2)導電体と抵抗体(1)
3)導電体と抵抗体(2)
   ・導電体の性質,抵抗材料,電線材料,超電導材料,薄膜抵抗体
4)半導体(1)
5)半導体(2)
   ・半導体の性質,半導体の応用,発光ダイオード,レーザー,温度センサ
6)誘電体(1)
7)誘電体(2)
   ・誘電分極,誘電体の性質,誘電体の応用,コンデンサ,強誘電体メモリ
8)絶縁体(1)
9)絶縁体(2)
   ・絶縁体の性質,絶縁体の種類(気体、液体、固体)と応用,碍子,変圧器で使われる絶縁体
10)磁性体(1)
11)磁性体(2)
   ・磁化と磁気モーメント,磁性体の性質,磁性体の種類(反磁性、常磁性、強磁性)と応用,
    永久磁石材料,変圧器で使われる磁性体,磁気記録媒体,高性能磁石の応用
12)光学材料
   ・物質と光,光ファイバ,光機能素子
13)新しい材料
   ・炭素材料,液晶,ナノテクノロジー
14)期末試験

<成績評価方法及び水準>
授業での提出物(30%)、期末試験(70%)で評価します。

<教科書>
「電気電子材料工学」岩本光正編著(オーム社) 及びプリント

<オフィスアワー>
<前期> 八王子校舎「火、水、金、土」 新宿校舎「月、木」
<後期> 八王子校舎「火、水、金、土」 新宿校舎「月、木」
(会議、出張等により変更になる場合がありますので,メールで確認してください)

<学生へのメッセージ>
材料の開発によって社会は大きく変化します。例えば、石、銅、鉄、そしてシリコンと人類がこれらの材料使いこなすことによって革新的な技術が生まれています。次はナノテクノロジーを用いた炭素の時代とも言われています。

 

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