パワーエレクトロニクス（Power Electronics）[2B13]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

パワーエレクトロニクスは，現在電力・産業応用分野で用いられる多くの機器において，中核をなす技術としてその高性能化に貢献している。この科目では，電力変換装置の基本動作特性と各種電力用半導体素子の使い方に関する基礎を学び，各装置の基本的な動作の理解ができる学力を身につける。それとともに，パワーエレクトロニクスの応用分野についての理解を深める。
この科目の学習にあたっては，電気磁気学，電気回路理論，過渡現象，半導体デバイス，電気機器などの科目を修得していることを前提とする。

＜授業計画及び準備学習＞

１〜２．パワーエレクトロニクス概説
３．電力用半導体素子
４〜５．直流チョッパ回路
６〜９．整流回路
１０〜１２．インバータ
１３．AC-AC変換回路
１４．その他の話題
１５．定期試験

＜成績評価方法及び水準＞

定期試験によって成績を評価する。

＜教科書＞

・江間・高橋: 「パワーエレクトロニクス」, コロナ社 (2002)

＜参考書＞

・仁田ほか: 「大学課程 電気機器(1) 改訂2版」, オーム社 (1992)
・岡田ほか: 「大学課程 電気機器(2) 改訂2版」, オーム社 (1995)
・Hoft, R. G., 河村ほか訳: 「基礎パワーエレクトロニクス」, コロナ社 (1988)

＜オフィスアワー＞

講義の前後に。あるいは，電子メール（アドレス：takagi@cc.kogakuin.ac.jp）によりアポイントメントをとったうえで、直接居室（新宿キャンパスA-2374室）を訪問すること。

＜学生へのメッセージ＞

パワーエレクトロニクスの学習には多くの専門科目の修得が前提になります。必修の基礎専門科目，とくに「回路理論（I〜II）」と「過渡現象」の復習を勧めます。そのうえで，学生諸君がそれぞれ自分の手で問題を解き，波形や回路を図に書いて考えてみることを繰り返すことが，修得の近道となります。

＜備考＞

参考書のうち「大学課程 電気機器(1)」および「同(2)」は，2年後期の「電気機器」で教科書に指定したものです。

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