2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科
電子回路II(Electronic Circuit II)[2B12]
2単位 大類 重範 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- アナログ系電子回路の基本機能として、増幅,発振,変調・復調の3つが考えられる。電子回路IIでは電力増幅回路、同調増幅回路、差動増幅回路とOPアンプ、OPアンプの基本応用回路、発振回路および変調・復調回路について理解を深めめる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.負帰還増幅回路(その原理と特徴)
2.負帰還増幅回路の増幅度 3.電力増幅回路(バイアス条件、最大定格、トランス結合A級回路) 4.電力増幅回路(B級プッシュプル回路、OTL回路) 5.同調増幅回路(LC同調回路、単同調と復同調回路) 6.差動増幅回路とOPアンプ(直結回路、ドリフト) 7.差動増幅回路とOPアンプ(動作原理、内部回路構成) 8.OPアンプと基本応用回路(理想OPアンプ、基本増幅回路) 9.OPアンプと基本応用回路(基本応用回路、微分・積分回路) 10.発振回路(発振条件、LC発振回路) 11.発振回路(CR発振回路件、水晶発振回路) 12.変調・復調回路(変調の原理と種類、振幅変調) 13.変調・復調回路(SSB変調、周波数変調、復調回路)
- <成績評価方法及び水準>
- 主に学期末試験によって評価するが、出席状況も考慮する。
- <教科書>
- 「アナログ電子回路」大類重範著 日本理工出版会
- <オフィスアワー>
- できるだけ事業中に質問して、それ以外は電話またはeメールで予約を取ってほしい。
- <学生へのメッセージ>
- いろいろな種類のIC(集積回路)を使いこなすためには、電子回路の基礎が必須である。電子回路の基礎知識を確実に身に付けたい。
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