2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科

回路理論II(Circuit Theory II)[1D07]

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2単位
中場 十三郎 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
回路理論Iで学んだ線形回路網の諸定理および解析手法を基礎として、一端子対回路網、二端子対回路網、多相交流回路、ひずみ波交流回路等の複雑な回路網の解析手法について学びます。
電気工学の全分野を理解するための基礎能力を培うのが目標です。

<授業計画及び準備学習>
1.一般線形回路網(1):回路のグラフによる表現、基本カットセットと基本ループ
2.一般線形回路網(2):双対グラフと双対回路、回路方程式の定式化
3.一般線形回路網(3):回路解析、双対性、相反定理、ノルトンの定理
4.一端子対回路網(1):RLC一端子対回路、リアクタンス一端子対回路
5.一端子対回路網(2):逆回路、定抵抗回路
6.学習成果の確認(中間試験またはレポート課題の作成)
7.二端子対回路網(1):インピーダンスパラメータと直列接続、アドミタンスパラメータと並列接続
8.二端子対回路網(2):Hパラメータと直並列接続、Gパラメータと並直列接続
9.二端子対回路網(3):Fパラメータと縦続接続、二端子対パラメータとその相互互換
10.多相交流回路(1):対称三相交流の電圧・電流・電力
11.多相交流回路(2):対称三相交流の結線法(Y結線、△結線)、負荷のY−△変換
12.多相交流回路(3):対称座標法
13.ひずみ波交流回路(1):フーリエ級数、ひずみ波交流の平均値・実効値・電力・力率
14.ひずみ波交流回路(2):ひずみ波交流回路の解析手法
15.学習成果の確認(定期試験またはレポート課題の作成)

<成績評価方法及び水準>
中間試験またはレポート(40%)、定期試験またはレポート(60%)により評価します。

<教科書>
「電気回路論 [2版改訂]」平山 博・大附 辰夫 著(電気学会)

<参考書>
「電気回路基礎入門」山口 静夫 著(コロナ社)
「大学課程 電気回路(1)」大野 克郎、西 哲生 共編(オーム社)

<オフィスアワー>
<前期> 新宿校舎「月〜土」(会議等により変更になる場合があります)

<学生へのメッセージ>
電気工学を体系的に理解するための基礎となる科目です。回路理論をマスターすると、他の科目が理解しやすくなります。そのためにも「予習・復習」を必ず行ってください。

 

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