2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電力システムI(Electircal Power System I)[1A11]

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2単位
荒井 純一 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電力システムの構成と特徴、および電力システムで行われている制御を理解することが狙いである。 具体的な達成目標は、三相電力の扱い方および表現方法を理解する。潮流の流れとその制御を理解する。安定度とその向上策を理解する。

<授業計画及び準備学習>
 1 電力システムの役割
 2 電力系統の特徴と構成
 3 送電線路の定数:送電線インダクタンス・キャパシタンス
 4 交流電力のベクトル表示
 5 電力ネットワークと電圧の制御:単結線図と単位法
 6 電力ネットワークと電圧の制御:電力の流れ
 7 電力ネットワークと電圧の制御:無効電力と電圧制御
 8 安定度と安定化制御:システムの安定性
 9 安定度と安定化制御:電力相差角曲線
10 安定度と安定化制御:過渡安定度
11 安定度と安定化制御:安定化対策
12 過電圧と絶縁:過電圧の分類
13 過電圧と絶縁:過電圧の解析と抑制対策
14 中性点接地方式と特徴
   定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験を70%、中間レポートを30%で計算して評価する。60点以上の者の単位を認める。

<教科書>
電力系統工学 電気学会
(長谷川淳、大山力、三谷康範、斉藤浩海、北裕幸)ISBN4-88686-232-2

<オフィスアワー>
木曜日13時―14時。予めメールを戴きたい。

<学生へのメッセージ>
電力システムは大規模でかつ高度に発達したシステムであり、そこには広い知識が要求されるが、システム工学的アプローチの面から見ても学ぶところが多い。

 

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