2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科

機械工学(Mechanical Engineering)[4469]

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2単位
江口 之治 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
機械工学は電気工学と同様にあらゆる技術と工業の基礎として重要な役割を果たしてきた。ここでは、機械工学のそれぞれの専門分野「機構学」「材料力学」「流体力学」「熱力学」「機械設計法」「工作・機械製図」などについて必要な理論・法則・公式及びそれらの意味する現象の理解を深めるよう基礎的事項についてまとめる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス
2.単位と数量
3.熱力学 (1)エネルギ−と数量、第一法則、内部エネルギ−、エンタルピ−、P-V線図
4.熱力学 (2)第二法則、カルノ−サイクルと熱効率、エントロピ−
5.内燃機関 オットサイクル、デイ−ゼルサイクル、サバテイ−サイクル
6.流体力学(1)圧力の単位、絶対圧とゲ−ジ圧、パスカルの定理
7.流体力学(2)ベルヌ−イの定理、層流と乱流
8.材料力学(1)材料の強さ、応力−歪み線図、
9.材料力学(2)はりの曲げと断面係数、単純支持ばり
10.機械材料 熱処理、鋼の状態図、鉄鋼材料と鉄以外の金属
11.機械要素 伝達機構、
12.機械工作法
13.機械製図(1)図面の種類、図面の構成、
14.機械製図(2)第三角法による作図
15.学習成果の確認(試験) 

<成績評価方法及び水準>
成績は期末定期試験結果を60%、各専門分野ごとに行う演習問題の結果を40%で計算し、総合点60点以上を合格とする。
なお演習点は各講義中に行った専門分野ごとの演習点を平均する。従って3回以上欠席した学生は成績評価は行わない。

<参考書>
草間秀俊、一色尚次共著:機械工学概論(第3版)理工学社
エンジン技術者教育研究会編:初めて学ぶエンジン技術と機械工学:コロナ社
JIS規格 

<オフィスアワー>
木曜日:14:30〜14:50 八王子 非常勤講師室

<学生へのメッセージ>
近年、「地球温暖化」「環境問題」「エネルギ−問題」等が技術者にとって重要な責務になってきた。
これらは、ただ一つの専門分野だけでは解決することは難しく、それぞれの専門境界領域を超えた理論と実際の両面から学んでほしい。

 

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