2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科
○回路理論I(Circuit Theory I)[6108]
2単位 鷹野 一朗 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 発電所から送られる電気,パソコンや携帯電話などを動作させる電気,これら電気の振る舞いの基本は全て回路理論により説明されます。本科目では,今後の応用科目において必要となる基礎回路理論を確実にマスターすることを目的とします。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.直流回路の総括、ブリッジ回路、電力の計算、分流器・倍率器
2.Δ⇔Y変換、鳳−テブナンの定理、重ねの理 3.回路方程式の立て方と解法、最大電力のための負荷抵抗と消費電力 4.交流回路の総括、RLC素子と交流・電力、位相の遅れと進み 5.RLC直列回路の瞬時電流・電圧・電力、ベクトル図 6.RLC並列回路の瞬時電流・電圧・電力、ベクトル図 7.交流の複素表示・極座標表示 8.RL・RC・RLC直列回路の複素計算、ベクトル図 9.RL・RC・RLC並列回路の複素計算、ベクトル図 10.可変抵抗・可変リアクタンス回路でのベクトル軌跡 11.RLC直列・並列共振回路、Q値、ベクトル図、対数グラフ表示 12.相互誘導回路、等価回路 13.交流ブリッジ回路、合成インピーダンス、はしご回路 14.定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- レポート(20%)、中間テスト(30%),定期試験(50%)により評価します。
- <教科書>
- 「電気回路論 2版改訂」平山 博・大附 辰夫著(電気学会)
- <参考書>
- 「マグロウヒル大学演習 電気回路」Joseph A. Edminister 著、村崎 憲雄 訳(オーム社)
「電気回路基礎入門」 山口 静夫著(コロナ社) 「大学課程 電気回路(1)」 大野 克郎、西 哲生 共編(オーム社)
- <オフィスアワー>
- <前期> 八王子校舎「火、水、木、金、土」 新宿校舎「月」
<後期> 八王子校舎「火、水、金、土」 新宿校舎「月、木」 (会議、出張等により変更になる場合がありますので,メールで確認してください)
- <学生へのメッセージ>
- 電気工学の基礎となる科目なので予習・復習を必ず行ってください。この授業が充分に理解できないと回路理論IIにつながりませんので,授業でわからないところは積極的に質問してください。この科目を受講する前に前期の「電気基礎」を受講してください。
- <参考ホームページアドレス>
- https://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1035/
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