2009年度工学院大学 第1部電気システム工学科

政治過程論(Political Process)[1307]

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2単位
明田川 融 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 第二次大戦後の日本政府は、日本の対外的安全保障を在日米軍の存在(プレゼンス)を根幹とする日米安保体制に委ねてきました。しかし、在日米軍専用基地の4分の3がひしめき、同体制の「過重負担」を負ってきた戦後沖縄の歴史や「沖縄問題」について私たちは驚くほど無知です。授業では、沖縄に焦点をあてながら、戦後の日米関係や日本外交を跡づけていきます。

<授業計画及び準備学習>
 授業は概ね以下の項目に沿って進めていきます。
1.前史
2.帝国の終焉と沖縄
3.「平和憲法」の制定と沖縄
4.昭和天皇「沖縄メッセージ」の終焉
5.国際法上の怪物=講和条約第3条
6.帰属論の諸相
7.軍用地政策の展開と「島ぐるみ闘争」
8.沖縄と60年安保改定
9.復帰運動のたかまり
10.ベトナム戦争のなかの沖縄
11.「ブルー・スカイ・ポジション」の臨界
12.沖縄返還交渉
13.未完の復帰
14.沖縄基地問題の現在
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
 定期試験結果70%、授業の出席に際し課される提出物30%

<教科書>
 これといった1冊の教科書は使用しません。適宜にプリントなどを配布します。

<参考書>
 授業のなかで適宜に指示します。

<オフィスアワー>
 授業のある月曜日の14時40分〜14時50分

 

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